【暗記表で一覧】受験学習における丸暗記のメリット・デメリット

1．問題を解くスピードが高まる

丸暗記の大きなメリットは、問題を解くスピードが早まりやすいという点にあります。丸暗記している問題がテストや受験で出題されたときには、考える間もなくすぐに答案に答えを書くことができます。

テストや受験では限られた時間の中で多くの問題を解く必要があるため、多くの問題を丸暗記しておけば時間配分がうまくいきやすくなります。

2．手間を掛けずに問題を解ける

数学では公式を使って問題を解くことがあります。公式を知らない状態でも、理論を考えながら問題を解いていけば答えにたどり着くことは十分可能です。しかし、公式を知らずに問題を解いた場合にはかなりの手間がかかってしまいます。場合によっては、計算がうまくいかず答えにたどり着けないこともあるかもしれません。多くの公式を丸暗記しておけば、すぐに問題を解くことができ便利です。

3．応用しやすい

例えば、いくつかある英単語を正しい形に並べるためには文法の知識が必要です。並べ替えがうまくいかず、英語に苦手意識を持ってしまう方もいるものです。しかし、基本的な英文を丸暗記してしまえば、文法の仕組みを考えずに英単語を並べ替えられるようになります。多少英文の内容が異なっていても、基本の英文が十分にわかっていれば応用して使うことが可能となります。多くの英文を丸暗記しておけば、様々な問題に対応できるようになるのです。

4．モチベーションが上がりやすい

苦手科目でつまずいてしまいがちな方にとって暗記学習は有効です。内容をうまく理解できないときでも、とにかく暗記をすれば問題が解けるようになっていきます。解ける問題が増えていけば勉強に対するモチベーションが上がりやすく、次第に苦手科目や苦手分野が減っていきます。受験勉強のモチベーションを保つためにも、適度に暗記学習を取り入れてみましょう。

1．内容を十分に理解できないことがある

暗記のみで勉強を進めると、その学習範囲の内容を十分に理解できないまま終わってしまうことがあります。

例えば、歴史の年号を覚えただけでは歴史の出来事や流れを具体的に把握することはできません。また、英単語を丸暗記するだけでは、英語の長文を読み取って理解するのは難しいものです。受験勉強ではすべてを丸暗記するだけでなく、内容を理解しながら暗記を進めていくことが大切です。

2．応用に活かせないことがある

丸暗記した知識を応用に活かせないケースもあります。例えば英文を暗記した場合、英文の内容が少しでも違うと解答できないということがあります。特に英語や理数系の問題では、数字や記号を変えたのみの類題が多く出題されるため、暗記学習のみでは対応しきれないことがあるのです。

また、暗記のみに頼ると、頭を使わずに問題を解く癖がつくことがあります。受験学習では考える力が問われるため、やはり暗記学習のみで対応するのは難しいのです。暗記した内容をもとに応用問題をたくさん解くなどの工夫をすれば、どのような問題にも対応できるようになっていきます。

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